東国真宗研究所について

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東国真宗研究所の設立と参加のお誘い
 
 このたび私たちは、東国真宗研究所を設立することになりました。2014年(平成26年)は親鸞が越後より関東に入って、ちょうど800年目になります。親鸞を中心とした真宗研究は50年おきの遠忌を機にして、大きく発展をしてきました。750回忌を終えた真宗研究も、戦後の研究成果から平成の世の時代に相応しい親鸞像へと移行しつつあります。関東・東国の地は親鸞がその生涯の中で最も布教活動に専念をした土地でした。親鸞の関東伝道は当時、新興の武士の都であった相模国・鎌倉を見据えていたと考えられます。しかしながら数多くの親鸞・真宗研究がある中で、この相模国(神奈川県)という土地については今日まで見過ごされてきてはないでしょうか。
 東国真宗研究所ではまず、従来の研究に於いてあまり重要視されず研究のなされてこなかった相模国(神奈川県)における浄土真宗の研究を進めていきます。もちろんそれを行うには武蔵国や常陸国、下総国などの研究も必要になってきます。伝統を尊重しつつ、関東・東国における浄土真宗の研究専門機関として、史学的なアプローチと思想的なアプローチの両方を兼ね備えた研究を行っていきます。また浄土真宗という宗派だけの研究にとどまらず、当時の様々な信仰や時代背景をも包括して、鎌倉時代の「生きた親鸞像」というものを構築していき、親鸞800回忌の時代にまで残る研究を、そして今の時代を生きる私たちの人生の指針となるべき「念仏の道」を親鸞に聞いていきたいと思います。
 具体的な活動内容としては、研究員による研究・調査をはじめ、年二回の研究発表会を開催し、年度末には機関誌の発行を目指します。その他、講演会や勉強会なども開催することによって多くの人々に開かれた研究機関として、特に関東地方の皆様に浄土真宗の歴史・み教えを学ぶ機会を提供していきたいと考えております。
 所長には筑波大学名誉教授・今井雅晴氏にお願いしました。ぜひ皆様もご参加していただき、ご協力いただけましたら幸いでございます。

2014年9月8日 中秋の名月の夜に

・構成員(募集中・随時更新)

所長   今井雅晴・イマイマサハル(筑波大学名誉教授)
事務局長 橋本順正・ハシモトジュンショウ(浄土真宗本願寺派総合研究所研究生)

小山聡子 橋本正信 齋藤信行 大中真慶
関口政洋 小室一典 塚越悠貴

・事務局所在地

〒253-0072
神奈川県茅ヶ崎市今宿1-1 
浄土真宗本願寺派来恩寺内 東国真宗研究所
0467-87-5527

がんばろう東国!!

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